鈍感

咽喉まで
出かけた言葉を
飲み込んでこらえていた

好きなのは
ずっとわかっていたことだけど
恋人になりたいと今気づいた

君の左手の薬指
彼氏から贈られた
指輪が光る

情けないよね
今頃になって
君を僕の腕の中で
抱き締めたいと思ったり

何でもないフリするのも
けっこう疲れるものだね
明日の結婚式
素直に祝えそうもない


式の途中
濡れかけた瞳を
隠してこらえていた

悪いのは
自分の方だって知っていたけど
あなたが大人で救われた

君の右隣には
背の高いイケメン
彼氏が座る

バカバカしいね
今さらだけど
僕は君を好きだと
叫んで奪いたいと思ったり

愛しているフリするのは
まったく無駄なことだね
二人の絆を
僕が邪魔できるわけがない

愛してないフリするのは
けっこう疲れるものだね
君の笑顔を
まともに直視できそうもない


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タグ：恋愛 作詞 詩