自分で壊した関係だけど

笑顔が太陽よりも眩しくて
少しはにかんだ表情が
僕をこんな気持ちにさせてくれた
君のせいにはしたくはないけれど
抑えきれない切なさが
君に好きだと言ってしまった

どんな小さな悩みでも
どんな時でも相談に乗ってくれた
君の本当の気持ちが知りたかった
それだけなのに

自分で壊した関係だけど
後悔はいつまでも募っていく
優しさは時には残酷なほど
人を苦しめるもの
変わらないのは誰かに向けるその笑顔だけ

誰もが苦しむ問題だけど…


二人で過ごした時間（とき）が楽しくて
みんなで遊んだ後の虚しさが
僕をこんな気持ちにさせてしまった
誰のせいにもしたくはないけれど
堪えきれない優しさが
友達の一線越えてしまった

どんな小さな笑いでも
どんな時にも苦しさを忘れさせてくれた
君の本当の想いが知りたかった
それだけなのに

自分で壊した関係だから
後悔はどこまでも続いていく
友情も時には愛情になり
人を悩ませるもの
変わらないまま　みんなで過ごす　なんて無理なのさ

誰もが苦しむ問題なの…


いつも僕の話を逸らすように
笑って胡麻化したり
時には怒ったりして
泣いていたかと思うと
いきなり微笑んだりして
本当の君の半分もわからない

隠された爪で
僕を引っ掻いたり
つぶらな瞳で
僕を見つめてみたり
いったい君は何を考えているの？

猫のような
君の笑顔を見つめていると
果てしない想いが
込み上げてくる
猫のように
僕の腕からすり抜けていくと
寂しさだけが僕を支配する

僕の愛情だけでは物足りないかい？


腫れた君の瞳は紅く染まり
それでも強がったり
時には甘えたりして
ふざけていたかと思うと
突然真面目な眼差し
愛している君の気持ちがわからない

隠された想いが
僕を傷つけたり
髪をかき上げるポーズ
僕をドキドキさせて
いったい君は何をどうしたいの？

猫のように
僕の隣で眠っている君
流れてしまう時間を
憎んでしまう
猫のような
君の瞳を見つめていると
愛しさだけで僕は生きている

僕の優しさだけでは物足りないかい？


2020 Ichigou.

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